2019年 6月

29(土)
肌寒い朝。
昨日は蒸暑い一日だったが、気温の差が在り過ぎる。これじゃ、調子がくるってしまう。
調子がくるう・・・とは out of tune かな。いまいち調子がととのわない時は・・・
♪帽子をつかんで 外に出てみよう 
 そしてお月さんの光を浴びてみよう
 月、星の下を 歩けば
 気分爽快! もう大丈夫だよ♪
・・・という歌がある。月光値千金(Get out & Get under the Moon)、昔の歌ですね。
調子がイマイチの時は、この歌をうたう、喜劇王エノケンさんも歌っていたのを思い出す。ナット・キング・コールも歌ってました。6月も今日でオワリです。体操するかな!!!

27(木)
外に出るとモワーッと暑い空気が押し寄せてくる。フェンスに手を置き、腕立てモドキ、この一年で伸びた萩の葉っぱが鼻をくすぐる。4、5m離れた処でチョウチョのヒラヒラ飛ぶ様が見える。白っぽいヒラヒラなので目に入る。暑い!かかと落とし、スクワット、上半身捻り、暑い・・・。
体操を終え、花壇を見る。山アジサイの青い花が見え、涼しい色だぁ、と声に出すが、涼しく鳴らず、暑い。湿度もある。
裏の林の鳥達も静かにしている。風がない。午後から雨になるらしいので、畑からタマネギとニンニクを抜いたようで、玄関脇に干してある。この暑さで畑作業はさぞかし大変だったろう。


26(水)
久しぶりに音源編集をしていた午前に、突然例の鶯が傍に来て歌いだした。その声は豊かに響いている。
おお、随分腕を上げたなあ、オヌシ、大した上達だよ、驚いたよ、と伝える。嬉しそうに、更に大きな声で歌い、何処かへ移動した。
最高の歌い手に成長した鶯、随分努力したねえ、普通の鶯とチョッと異なる歌い方が、又イイよ、毎日頑張っていた君、最高だよ。
オレも頑張るよ、ありがとう。大したもんだぁ。


25(火)
今日は少し暑いかな?盛岡講座から土沢に着くと、風が爽やかで気持ち良い。明日は真夏日になると天気予報が伝えている。
裏の林で風の音にまじって幼い鳥の声がする。林の高い処ではなく地上に近い処で親を呼んでいたのだろう。表では自転車と三輪車の金属音がしている。幼い兄弟が楽しんでいるようだ。
彼らは揃って回覧を届けてくれるが、オイラとは余り口をきかない。でも先日表のベンチでギターを弾いて歌っていたら、ベンチの上に正座して、ギターに手を伸ばしてきた。弾いてみるかい?と右手を休めて、揃えた小さい指で弾かせてみた。
すると目を丸くしたようだ。兄弟ののもう一人も同じようにベンチに正座して弾く。二人で顔を見合わせてうれしそうだった。
林の幼い鳥の声は止み静かに長閑な時間が流れている。

24(月)
東京を離れて岩手暮らしを始めてから、日本語の歌をみんなでうたうようになりました。
それはリスナーの皆さんが聴くことで演奏に参加していると気付いたからだと思います。東京時代はステージにいる者が音楽を届け、客席にいらっしゃる方々に聴いていただく、と思っていたのが、聴くことで音楽に参加する、リスナーも音楽構築しているのが解ったのです。これは物凄い発見でした。
音楽を演奏する側は、聴いていらっしゃる方々のこころに届く演奏を心がけ、聴いていらっしゃる方々のこころから届いて来るものを感じ取り、それを演奏に反映させ、次第に感動できる音楽が構築されるようです。


23(日)
ヴォーカルとギターで音楽するので、歌詞を歌うことは音楽の重要な一部なのです。今でも発音に気を配り勉強しています。だから裏の林で歌う鶯が気になるのかもしれないですね。

まだ下げる必要がある血糖値の問題も、好きな音楽を続けるにはクリアせねばならないので、鶯の歌声を聞きながら体操、体操をしながら気になる楽曲の歌詞を口ずさみチェックする。
各単語の母音の長さも重要です。歌う歌詞の本来もっているリズムや抑揚を参考に、幾通りの歌い方を比べ、母音だけでなく子音の長さも発音もチェックしています。かなりシツコイなあ、シツコイです。

午後の体操をしようと外に出ると、陽射しがあるのに雨が降ってる。ん?狐の嫁入り?懐かしい云い回しに云った自分がチョー可笑しい。古めかしい言葉だ。

22(土)
煌めく星空を一度見たことがある。高校の2年生だったかな。東京では珍しく澄みきっだ空だった。クラブ活動で遅くなった帰り途、何気なく見上げた星空に立ちすくんだ。都会の騒音が消え、一つひとつの星の光が音をたてているようだった。
この時の星空の美しさはCD『ほうほうの世界』のリアレンジした♪内緒にしておこう♪のストリングスで描写した。
音楽で人生一番の星空を表現できるのは幸せです。


21(金)
カフェ―ほうほうを始めた頃、熱を出した。うっとうしい気分で布団に包まっていた夜。窓の外近くでフクロウの声が聞こえた。ホーホーという鳴き声を聞きながら、懐中電灯を探し、素早く窓を開けると同時にスイッチを入れる。
窓辺の木の上にフクロウの姿を映した。懐中電灯の光が眩しかったのだろう、一瞬で姿を消した。
それから数カ月経った頃、玄関でじょにこが呼んでいる。どうした?何か感じるのか?と問うとドア越しに何か居るよ、と顔で方向を示す。じょにこが飛び出ぬように腕で押さえてドアを少し開けた。
電信柱の足場にフクロウが居る。フクロウの頭上に明りがあるのでよく見えた。
ドアを開けた気配を察したのか裏の方へ滑空していった。
二人は暫く興奮の眼差しで見つめ合った。
岩手に来て、間近にフクロウが姿をあらわしてくれた。嬉しかったなあ。
腕の中のじょにこも始めてフクロウを見てびっくりした目をしている。居たねえ、じょにこ、フクロウだよ、逢えてよかったなあ、と頷き合う。
裏の林に住んでいるフクロウの声は毎年聞いては、岩手に越して来た我々を歓迎したくれたんだ、と思っているのです。

20(木)
一ヶ月ぶりの検査。緩やかに血糖値は下がっているらしいですが、まだ若いので、もう少し下げるように指示されました。体重はホンの少し減少だが、筋肉が付いているので良好だと。
・・・まだ若いので・・・とはうまいこと云うもんだと聞いていた。もう少し運動量を増やそう。

病院、買い物をして帰ってくると裏の林で ホー チョピ と例の鶯が迎えてくれた。今は暑さを感じ休憩のようだ。
★ 病院の待ち時間に『織る』と『編む』についてボーっと考えていた。古代から木のツルを編んでもの入れにしていたようだが・・・など考えていた。♪七つの水仙♪の歌詞に
♪綺麗な装飾品を買ってあげられないけど
月の光でネックレスや指輪を織ってあげます♪
という表現がある。そして作者の一人にザ・ウィヴァ―スのメンバー、リー・ヘイズ氏が居る。ウィヴァ―には『織る人』である。
一本の繊維を編み棒で編み、縦糸に横糸を通して織る、のだろうが前出の歌詞では織る、と表現。十代でこの歌を聴いたとき『月の光(moonbeams)』を草の名だと思っていたが『月の光』なんだろうなあ。オイラは子供が爪草でネックレスなどを『編む』姿を想像していたが『複数の爪草を織る』んだねえ。微妙な違いがあるんですね。


17(月)
スネア―の三連のショットで始まるニール・セダカの♪恋の日記♪が大好きになって、傍らにノートを準備してラジオから流れるのを待ち構えていました。聴く度に聴き取れる単語が増えて楽しかったなあ。
そのノートを見ながら一人で歌ったもんでした。聞き取れない部分は聞こえたように・・・。バックの音は口三味線で、エンディングのフェイドアウトまで再現しましたよ。
それから一年経った頃、コニーフランシスの♪フランキー♪が流れてきて、大好きになりました。♪恋の日記♪のアレンジを想い浮かべるサウンドで作曲者はニールに違いないと直感しました。作詞も♪恋の日記♪同様ハワード・グリーンフィールドだぁ、大当たりでした。アレンジもニールだと感じたが確めた訳ではありません。
大体ラジオはスピーカーが一つ、疑似ステレオになり始めたレコードのサウンドをそこまで聞けたか?と思うのですが、子供にはそういう感性の鋭さがあると、今は思っています。

HPでの大失敗の回復で疲れ果てた時など、そういった懐かしい楽曲に癒されるのでした。

 16(日)
昨日の大失敗の原因を探ろうとアーダコーダ考えていました。ボーっとしてトップページを削除した、と気付き、どうしようと大いにうろたえました。二、三日かかる作業になるだろうと思いつつ新たにトップページを作る手順を思い出そうとしたが頭は意に反して回らない。パニック状態を繰り返し、どうにかトップページを作り直すことができました。
トップぺ―ジが無いとほうほう音楽工房 のHP自体が開かない、いうことが解りました。
二、三時間で回復できたのは奇跡だったと思います。ご心配をかけ申し訳けありませんでした。

 15(土)
英語の歌を聞きだした頃の音楽のサウウンドを思い出しています。ラジオにかじりついて好きな歌が聞こえてくるのを待ってました。あの頃はまだウッド・ベースだったあなあ。輪郭が余りハッキリしない音でした。この頃のレコードづくりの光景は、マイクロフォン一本で、各楽器のマイクまでの距離を決める専門技師が居たらしい。歌手の声量に合わせ、マイクとの距離をセットするために、歌手の肩に手を置き、前後させて録音していたのですって。

★ 大事件
更新したブログをアップするつもりで、トップページを削除していまいました。
トップページを誤って削除したのは何回目かな?
急いで修復しますので・・・お待ちください。

如何でしょうか?汗だくでしたよ。
どうにかHPを復旧できたようで、ホッとしています。疲れたので休憩します。
御免候。

トップページを削除すると
ほうほう音楽工房のHP全部が公開できなくなるんだねえ。恐ろしいことじゃ。
試行錯誤を繰り返して、どうにかトップページを作り直しました。
その間のパニック状態は言葉で表せない状況でしたよ。トップページの挨拶も書き直さなければならないけっど、今日は疲れたから、おやすみなさい。

★懐かしい音源を聴きました。
やっぱりウッド・ベースの音は素敵だ。
コーラスもイイ。
コニー・フランシスの♪ フランキー ♪。彼女の切ない声がとてもイイです。
ピッチを下げた低音ギターもイイですね。トレモロとリバーブをかけた懐かしい音。短い演奏時間、直ぐ終わってしまう。


 13(木)
そろそろ馴染みの大山蓮華(おおやまれんげ)に逢いに行く季節になる。
kumokazeさんにすすめられ一人歩きを盛岡での講座開始とともに始めた。彼はより安全なルートを調べ、予行演習まで付き添ってくれた。
そして大山蓮華に逢えた。お城の近くを散策して花の香りに誘われ、。花の名も知らず画像をブログに載せて素晴らしい香りをたたえていた。するとブログをご覧になった方が名を教えてくれました。
風にのって届いてくる花の香り。鼻をヒクヒク動かして辿って見つけた大山蓮華はとても美しく、逢えてよかったよ、と思わず声で伝えた。
苗を買って植えた友人の大山蓮華、まだ花は咲かないのかな?


 12(水)
昨日、盛岡の講座にでかける時、例の鶯が ホー ホチョピと林の中で見送ってくれた。暫く歩くと、北寄りの林で ホチョピ と歌う声が聞こえた。二ヶ所でお見送りかい、うれしいな、と歩く。土沢駅近くになって、館山から東に延びる林から ホチョピ という歌声が・・・?
家の裏、少し期より、そして駅近くの林の中で同じような歌声。三羽の鶯が同じ様なフレーズを歌っている。
ホチョピ というフレーズは裏の鶯だけだと思っていたが、他にも同じ歌い回しをする鶯がいるなんで!
まだ付き添い無しで、一人で盛岡に行っていた頃、 ポテチ ポテチ と歌う鶯が駅の傍の林で歌っていて、ポテチ だって?と笑いコケた経験を思い出す。おかしな鶯が居るもんだ!と不思議を通り越したサウンドだった。
これって突然変異した鶯の歌声なんだろうか?

今朝になっても、昨日聞いた三羽の鶯の歌声は別々の個体の歌声だと信じている。微妙に音質が異なり、歌い回しも似ているが異なる。
突然変異の遺伝子はDNAの中に、みんな受け次いでいるらしい、と何処かで最近聞いたようだ。
それとも浦の林で歌う鶯の歌声に魅せられた、鶯達が、その歌い回しで歌っているのか?
眠れなくなりそうだ・・・。

 11(火)
ホー ホチョピ と歌う鶯、始めはホントに鶯か?と首をひねっていましたよ。
でも毎日真剣に練習に励むのを聞いていると、その疑問を忘れるようになりました。
ホトトギスの声質とよく似てるが、鶯の声は、ずーっと大きい。
岩手に来てからホトトギスの声を聞いたのは去年が始めてでした。♪夏は来ぬ♪の歌は知っているけど、ホトトギスの歌声を知らなかったのですよ。♪・・・忍び音もらす・・・♪の忍び音が トッキョ キョカキョクだなんて皆さんは知ってました?
確かに小さい声なんだけど、その歌声が、あの早口言葉 トッキョ キョカキョク とはねえ。
うの花の匂う垣根にの うのはな だって子供の頃はオカラのことだと思っていた。それがオカラではないと、大人になって判ったけど、深く追求はしなかった。
それが 忍び音もらす 夏は来ぬ・・・がトッキョ キョカキョク とは、未だに納得できないのはオイラだけか?



 10(月)
朝、例の鶯が林の南側でホー ホチョピと歌い、北側で鶯より静かにホトトギスかな?キョカキョク キョカキョクと早口で歌っている。
声質は似ているが同時に聞くのは初めてかな。
ホトトギスといえば、♪卯の花の匂う垣根に ホトトギス 早も来鳴きて ♪を思いだす。
卯の花がウツギ(茎の中が空洞になっている木の総称)と知ったのは岩手に来てからなんです。

それは産直で買った一枝で、その白い花がとても美しい香っていました。名前が判らなかったので、その画像をブログに載せた。ブログをご覧になった方が電話で教えてくれた。梅花空木(ばいかうつぎ)だそうで、その方のお家にも咲いているとおしえていただいた。今頃だったと思える、うれしい思い出です。

 9(日)
朝方は寒かったが、午後になると時折暑さを感じ、風のそよぎが気持ちイイ。

前のブログで、質問をいただきました。
そのバイクでジャンプは無謀ですよ・・・という意味をお知りになりたい?
判りました。ご説明します。
オイラが乗っていたバイクは、オンロード(道路)を走るバイクなのでジャンプして着地した時のショックをやわらげる様に設計されてないのですよ。でもオフロード(道路でない場所)を楽しむには充分な性能でした。シートに座らず、ステップの上に立ち、ノンビリ走るトライアルごっこも最高に楽しかったですよ。山の斜面を横切る走行は自然と身体全体でバランスを取る練習でした。土の上でのブレーキ練習では細心のブレーキングの必要を教えてくれた。バイクの後輪は駆動輪で右足でペダル操作し、前輪は右指で微妙な操作をします。どちらもロックさせると滑ります。特に前輪をロックさせるとコケます。中型バイク(400cc未満の排気量バイク)では特に急制動(できるだけ短い距離でバイクを止める操作)が合否の大きな要素になるんです。
その様なバイクの基本操作を、楽しみながら学ぶ場所に恵まれた幸運をありがたく思っています。

 8(土)
しとしと、雨が降っている。梅雨に入ったのかな?涼しさを通り過ぎて寒いよぉ。身体を動かして、あったまらなきゃと思う。汗をかきながら乗るバイク・・・乗りたいなあ。

三十歳の頃、CB50という原チャリ(原動機付き自転車)に乗り始め、アチコチ行動範囲が広がった。そしてオフロード遊びを楽しみました。東京にそんな場所があるなんて信じられなかったが、在ったんですよ!!!。
何処だって?
埋め立てし、整地する前の大井埠頭でした。砕かれたコンクリートの塊がゴロゴロしていたり、ある一画には高く積み上げられた土砂の山、イイ場所でしたよ。
鉄条網で閉ざされていたが、何故だか一ヶ所、鉄条網が壊れているので、バイクで入ってみた。CB50というバイクは優れた性能を持っているが、原チャリは、ご存知の通り制限速度は30km/h、その鉄条網の中では充分楽しみましたよ。
高く積み上げられた土の山の斜面を横切る練習に励みました。低いギヤ―で一定の回転数を保ち、バランスを取らないと横切れないのです。一日目はそれで終わり、次の日はダンプが作った土の路でブレーキの練習。これも勉強になりましたねぇ。前輪を強く握りすぎるとコケます。これも真剣に練習しました。次はダンプのワダチで自然にできたジャンプ台の様な場所。ゆっくり走れば路の凸凹を楽しみ、少しスピードを上げれば、空中に飛び出すのです。空を飛ぶんですから。次第にスピードを上げジャンプしたら着地でガツンと尻にシートが跳ね返り、尾骶骨から頭のテッペンに衝撃が走った。とても痛くてバイクを降りてウズクマッテいると若い先輩が「このバイクでは、今の様なジャンプは無謀だと思いますよ」と静かにさとしてくれた。ホンダXL250の乗った、この先輩ライダーの声かけは、後の本田技研工業さんから依頼された、バイク・ライダーのための楽曲に反映しました。

♪ 君に逢えてよかった・・・ ♪


 7(金)
今日は寒い。温まりたい感じ。
三十歳の頃、ホンダCB50に始まり、ホンダXL250、ヤマハ・セロ―225で東京の街乗りをしながら、岩手の自然をのんびりバイクで楽しむ夢は膨らんでいた。
ホンダさんから、バイクライダー達の歌を作曲、新しく始まるトーク番組のテーマソング制作の依頼を、つづけて受けたのです。
バイクライダーのための楽曲は、後の作品集CDにも収めました。番組はTBS系で放映された 素晴らしき仲間たち で楽しく制作できました。

バイクは東京の混んだ道も楽に移動でき移動そのものを楽しみました。
その内譜面が見えにくくなり、問題の眼病が発覚、岩手に来てもバイクを楽しむのは夢に終わりました。眼病の発覚で移住しましたが、始めの10年間、車で素敵な処を廻ることができました。

外で体操していると花の香りが静かに届いてます。この香りを感じながら、のんびりバイクも楽しみたいなあ・・・。見果てぬ夢だね。

 6(木)
仕事でご一緒して、短い時間だったが互いの深いところで会話できた珍しい記憶。

子門真人氏に逢った若い頃を思い出した。
関東の神社だかお寺で行われたイベントで一緒になった。互いの演奏を終え、休憩している処にやってきた彼は、私が担当していた月刊音楽誌の名を挙げ、読んでいると仰る。始めはギターに関する話、その内音楽全般へと盛り上がった。
彼のステージ・ネームが聖書関連だと感じていた通り、彼は真面目に色々と質問を重ね、やがて仕事の悩みまで話してくれた。
仕事上の出逢いで、まして互いの演奏の合間の短い時間で互いを語ることは滅多にないので記憶している。
その時歩いた神社だかお寺の庭に干してあった梅干しのイイ香りを思い出す。
庭の植え込みの上にザルに並べられた梅干しの色、香り、今でも鮮明に覚えている。

彼は♪およげ!たいやきくん♪以後直ぐに引退したが、彼と逢えたこと、庭の植え込みに置かれたザルの上の梅干しの香り、色が忘れられないのです。
若気の至り、もっと話しておけばよかったなあ。
ああ、思い出した。
あれは佐野厄除け大師だった。

 5(水)
林の奥で静かに歌っていた鶯が、工房の窓辺にやって来て歌い出した。オイラに聴いて欲しいんだとばから、大きな声で。
随分上手になったなあ、大したもんだよ、と声に出さずこころで応えると、満足したように歌を止め、何処かへ移っていった。
鶯の歌の高さは決まっている・・・ようだ。今日は調子を下げて、とか高い調子で、などないようで、いつも決まった高さで歌っている・・・ようだ。
人間が奏でる音楽ではA(ラ)を440hzに合わせるのです。各楽器で奏でる音域のラを合わせるのです。
若い頃何故440hzなのか、220hzでも880hzでもなく・・・と考えたことがあります。多分A=440hzあたりが聴き取りやすい音域なんだろう、ということに落ちつきました。

音域の異なる楽器でも合わせやすい基準音なのでしょうね。

その基準音は合わせるためであり、排除するためにあるのではないのでは・・・


チュチュチュという小鳥の素敵な歌声が、裏から届いてくるよぉ。



 4(火)
ボブ・ディランがノーベル文学賞を受諾するかどうかがニュースになった頃、昔録画した♪We Are the World♪のメイキング・ビデオを観ながら、お祝いをした。
フォークミュージックを聴くようになり、彼の登場以来、その才能に感服していた。息子はディランの音楽活動30周年をリアルタイムで経験している。
ビデオでは「どの様に歌ったらよいのか、判らない」とうろたえるディランに「こんな風に歌えばいいんだよ」と彼の歌う部分を、スティービー・ワンダーがピアノを弾き、彼の歌い方を真似で歌った。そのフレーズを何回かディランは練習し、本番では素敵に歌っている。息子にとって伝説のアーティスト達のコラボがすすむ。
夜中にあのメンバーでつくられた楽曲。それぞれ信じられないキーで短いフレーズをソロし、コーラスする。あのメンバーだから完成したコーラスだ。
彼らを支えるのはベース、ドラム、ギター、シンセ、ピアノだけ。棒を振るクインシ―・ジョーンズのアレンジ、ソロ・パートの後はコーラス、見事だった。ブルース・スプリングスティーンも頑張っていたし、みんな素敵だった。受賞すべきだと声を合わせてエールを送った。

 3(月)
キーを打つ指先を見ないタイピング(ブラインド・タッチ)に慣れていてよかった。パソコンを始めた2005年から練習していた。左一差し指を F に右一差し指は J に置き、各指は自然に広げてタイピング。両人差し指を起点にキ―を選んで打ってゆく。
その練習のオカゲで現在大いに助かっている。少し遅れて音源制作も始め自作の楽曲をCDにした。パソコンを使ってみると、その便利さに驚きながら、各機能をパソコンに仕込んでいったのか興味を持った。
オイラは日本語文章をローマ字入力し、平仮名にし、更に漢字や片仮名に変換している。漢字変換では幾つかの変換例がリストアップされたりする。大したもんだ、と更に感嘆する。その様に働くようにプログラミングされているのだ。
★月刊音楽誌でギター講座をやっていた頃を思い出す。読者と会話する形態で原稿用紙に向かって試行錯誤を毎月繰り返していた。ピックの持ち方を示す図も手書きだった。絵を描くなんて苦手だったのに。これらの作業もパソコンがあったらなあ・・・と思うのです。

 2(日)
畑で収穫されたタマネギは美味しい。
タマネギの葉は育てないと賞味できないので、特にうれしいです。
食べ過ぎと運動不足によって血糖値が上がった食いしん坊は、反省して改善を心がけています。
唯、食事をよく噛むのは顎が疲れます。
噛まずに早食いする習慣を長くつづけていたので、ゆっくり噛んで食べているのがホントに自分なのか?という疑問を感じる程でした。多分、鶯の歌の練習を聴いて、生活改善の励みにしているのでしょうね。

 1(土)
6月になっちまった。気になる高血糖値は下がる傾向にあるらしい。2月末に寝起きでフラフラし、脳の検査をした。異常は見つからず、血液検査、これで高血糖が判った。
かなり高かったらしいが、月一回の検査では順調に下がっているようだ。
規則正しい食事の内容も量も変え、軽いが体操を毎日繰り返している。
血糖値を下げるよう意識する生活による変化は・・・。
トイレの回数が減った。珈琲の量は特に減らしてないが、以前はトイレの回数は多かった。
盛岡講座ではエスカレータは使わず階段を歩き、その速度も速くなった。
拙い文章だがブログ更新もイイ影響を感じている。マウスのポインタの動きも追い、校正で、最近使わなかった目と脳の間の神経のサビもとれてきたように感じている。

いきなり裏でウグイスが大きな声で歌いだした。ホーホチョピ ホーホチョピを繰り返し、ホーホチョピがホーホケキョっぽくなり、何処かへ移動。この鶯との交流(?)は小鳥やカエルへと広がり大いに刺激をいただいている。

★午後の体操をしに出ると、いつもより南側で鶯が歌の練習をしている。アチコチ位置を変え練習か?見上げたもんだ。
何種かの体操に上半身ヒネリ。電信柱に向かい鉄砲、意外と効果がありそうなので、重心を低くして左右の腕を交互に突っ張る。もし誰かに見られても電信柱を壊したりしてないと判るように、チャンと配慮して、ドスコイとやっている。

★収穫したタマネギ、旨い、葉っぱも旨かった。ニンニク、タマネギの植え付け時期を早めたせいか、それぞれ葉っぱが元気だ。作物を踏む危険があるので畑に入らないが、時々口を出すんだ。ニンニク、タマネギも雪が解けた時に肥料をやるように云った。だから旨いタマネギになったと信じていますよ。