網膜色素変性症を詳しく説明しているHPです
財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター
’98年夏、楽譜の細かい部分が見え難くなり遠近両用の眼鏡を作りに、
街の眼科に行ったのがキッカケとなり、
同年9月の都内の大学病院での精密検査で、
この病であると判り岩手暮らしを選びました。
岩手暮らしから届くものは、東京時代の様々なものを含めて私の中でフィードバックして、
今の私を形成しているようです。
私の目 『ひとり歩き』 〜 近況
★ 具合が良くない時は すぐ医師に診てもらいましょう!★
「譜面が見難い、老眼がでてきたらしい」と眼科に行って、この病が発覚、という経緯があります。
私自身、視野を失っているなんて思ってもいなかったのです。
不具合とか気になる時は、是非早めに医師に見てもらうのが良いと思います。
目の検査では、目以外の健康状態も判ると思いますので。
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ノーベル賞受賞で話題になっているips細胞による再生医療、希望がもてますね。
初めて来店してくれた同病仲間の花巻のFさんが届けてくれた記事です (3/ 6 08)
網膜色素変性症の治療法として注目されている再生治療についての情報です。
東北大学の富田准教授が緑藻類の遺伝子が網膜性疾患の視力回復に効果があると発表したので、その記事を転載いたします。日本網膜色素変性症協会のホームページをお知らせします。★ コチラ ★
★ 視力回復:緑藻類が効果 ラット実験に成功…東北大研究班 ★
東北大先進医工学研究機構の富田浩史准教授(眼科学)と菅野江里子助教(分子生物学)らの研究グループが、緑藻の遺伝子を失明したラットの網膜に注入し、視力を回復させる実験に成功した。
視野が狭まったり、視力が急に落ちる「網膜色素変性症」や「加齢黄斑(かれいおうはん)変性症」の治療に応用できるという。
網膜色素変性症は4000人に1人、加齢黄斑変性症は50歳以上の約1%の割合で発症するとされる。
原因が分からず、特に網膜色素変性症は根本的な治療法が見つかっていない。
研究グループは、ミドリムシのように光合成をし、動く緑藻類が光を認識できることに着目した。
水田などにすむ緑藻類の一種「クラミドモナス」から遺伝子「チャネルロドプシン2」を取り出し、網膜色素変性症で失明したラットの網膜に注入した。
光によって神経細胞を活動させるたんぱく質を生成する性質がこの遺伝子にあり、6週間後にラットの周囲で物を動かす実験をして首の動きから視力回復が実証された。
脳波検査でも視力回復が確認され、注入後1年以上たっても効果は持続している。
ヒトの場合は局所麻酔をしたうえで、注射器で網膜に遺伝子を注入する方法が考えられ、富田准教授は「10〜15分程度で手術でき、安全性の確認を進めて早期の実用化を目指したい」と話している。
研究成果は14日、名古屋国際会議場(名古屋市)で開かれる「第7回日本再生医療学会」で発表する。【青木純】
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Fさんからの 新しいメールです (4/ 9 ’08)
いろいろな可能性があちこちで研究されていて、とても楽しみです。
希望を捨てずに、これからもがんばりましょう。
以下、掲載文を転載いたします。
★「繊毛」異常の原因解明 網膜や腎臓の治療に手がかり★
生物の細胞の表面にあり、外部情報のアンテナとされる「繊毛」の形成に重要な役割を果たすタンパク質が、大阪バイオサイエンス研究所第4研究部門の大森義裕研究員、古川貴久部長らの魚を材料にした研究で見つかった。
繊毛が壊れると網膜や腎臓などに悪影響が出るとされており、病気の原因の解明や治療薬の開発にも役立つことになる。この成果は3月24日付の英科学誌「ネイチャー・セル・バイオロジー」で発表された。
大森研究員らは、多産で成長が速いので遺伝子研究にモデル動物として使われているゼブラフィッシュという熱帯魚に着目。
繊毛に異常がある突然変異体を選び出し、遺伝子解析したうえで、そのデータを正常の魚のデータと比較して、遺伝子やつくられるタンパク質の違いを調べるなど研究を重ねた。
この結果、突然変異体で失われていたタンパク質は、繊毛を形作るために構造材として必要な別のタンパク質を細胞内で輸送するさいに、運び屋となる複数のタンパク質をつなげて働きやすくする役目をしていることが分かった。
さらに新たな運び屋タンパク質も見つけた。
繊毛は、目の視細胞や腎臓の尿管細胞などの細胞表面で微妙な変化を感じ取り細胞内に伝えるセンサーの役割をしている。
このため、繊毛が欠失すれば、網膜色素変性症や腎障害、呼吸障害、肥満などの病気の原因になるといわれる。
大森研究員は「病気の仕組みを解明し、治療に結びつけていきたい」と話している。
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