2019年 4月

2(火)
田んぼや屋根に残っていた雪もほとんど解けました。風は冷たく時折ピューと音をたてている。一か月余りおやつ抜きをつづけている。珈琲を除いて。このうえ珈琲を止められたら不満が爆発するだろう。★去年の7月からの今年の3月日記を整理しましたよ。目が見えにくくなってからブログの更新が手に付かなかった。まんず書き込みソフトが立ちあげ難くなり、面倒くさくなり、音源編集ばかりのパソコンの作業でしたが、血糖値が高くなり身体を動かす必要になり、ブログ更新するようになりました。パソコンの文字表示を大きくし、マウスのポインタの動きを辛抱強く行うよう努力してます。それは鹿内さんとかわした会話が40年経ってこころの奥から表れた不思議さによるのかもしれない。

 3(水)
昨夜こまかい雪がサラサラ降っていた(と云っても見えたのではなく顔で感じたのです)が、積もる程ではなかったようだ。まだ風は冷たい。今朝も早池峰の白色は見えない。霞んでいるようだ。
★きちんと食事を三食とり、おやつはなしだが、珈琲とヨーグルトはつづけてます。高い血糖値がどのような作用をするのか、はっきりとは判らないが、ポテトチップスなどは厳禁だそうだ。


 4(木)
陽射しがなく暗く寒く、静か。★昨日から17年の日記を削除してました。画像は書き込みソフトに保存されているので一つひとつ削除するのでどの様な気持ちで撮り編集したか思い出しながらの作業ですが、画像そのものが殆ど確認できずにいました。文章も外で目にして感動した、というフレーズがグッと少なくなり目の病の進行が進んでいたんだ、とため息でした。東京を離れて以来目にする景色や花の色の美しさが判らなくなったのはさみしいが、多分オイラの音楽に反映する部分はふえると思ってます。
音楽できるように身体の具合は整えておきたいです。


 5(金)
今朝はあたたかい。昨日のような冷たさがなく、やわらかい風、春っぽいね。畑の道路側に植わっているタマネギの葉がどうにか見える。濃い緑色に感謝だなあ。
★この数年にお会いした方のお顔は認識できていない。ご挨拶されると、どちら様でしたっけ?と申し上げている。親しい会話を何回かできれば、お声を憶えられると思うのだが、お顔が見えないとお声の特徴が届くのに時間がかかるようだ。
文字の認識は、今パソコンで拡大してキーボードを打っていますが、一文字を見て隣の文字が殆ど見えない。ですから読書はまったく出来ないのです。
TVは見るではなく、聞くわけです。
ですが、音楽はチョイと違います。歌詞を憶えていれば オッケー牧場! ギターが担当するものは覚えています。夜眠れない時にはハーモニ進行をアレbンジも出来ます。これはとても幸せなことです。ありがたい。
ギターを弾くには殆ど問題ないのですが、絃を張るのが厄介、爪先も見えないので爪切りは爪切りの刃が爪と指先の間をどのくらい入り込んでいるかが見えないので指先の感覚のみで切っています。爪の切り方で音色が変わるので時間をかけてやっているのです。

 6(土)
道路を走る車が水音をたてている。昨夜雨が降ったらしい★ギターに絃を張る際に糸巻きの絃を入れる穴が見えない。特にクラシックギターはブリッジの穴に通した絃が抜けぬような作業もあるのです。もう何十年もピックを使わないので演奏中に絃が切れることもないが、張り替える時は外の明るい光が頼りなのです。スティール絃は糸止めがあるので、糸巻きだけが問題で、ブリッジに通した6本の絃を、糸巻きの穴を同じ方向にして、各絃を数回巻き付けから穴に通すやり方に変えてます。このやり方だと糸巻きで切れにくいのです。絃の購入はネットにしてます。
夜中に目が覚めた時はエア・ベースです。思い付いた楽曲を頭の中でべ―スを弾きながらアレンジしています。余り熱が入るとスッカリ目が覚めるので最後はユックリした楽曲で眠りにおちるようにしてます。これは大切ですよ。二つめのバンドではヴォーカルとベースをやり音楽監督の仕事もしていたので、当時のステージングを思い出して盛り上ると眠れなくなってしまい大変なことになるんですよ。

 6(土)
道路を走る車が水音をたてている。昨夜雨が降ったらしい★ギターに絃を張る際に糸巻きの絃を入れる穴が見えない。特にクラシックギターはブリッジの穴に通した絃が抜けぬような作業もあるのです。もう何十年もピックを使わないので演奏中に絃が切れることもないが、張り替える時は外の明るい光が頼りなのです。スティール絃は糸止めがあるので、糸巻きだけが問題で、ブリッジに通した6本の絃を、糸巻きの穴を同じ方向にして、各絃を数回巻き付けから穴に通すやり方に変えてます。このやり方だと糸巻きで切れにくいのです。絃の購入はネットにしてます。
夜中に目が覚めた時はエア・ベースです。思い付いた楽曲を頭の中でべ―スを弾きながらアレンジしています。余り熱が入るとスッカリ目が覚めるので最後はユックリした楽曲で眠りにおちるようにしてます。これは大切ですよ。二つめのバンドではヴォーカルとベースをやり音楽監督の仕事もしていたので、当時のステージングを思い出して盛り上ると眠れなくなってしまい大変なことになるんですよ。

 8(月)
ムスカリが咲いたらしいので出て見たがオイラの目では見つけられなかった。少し前まで咲いていたクロッカスの黄色に比べムスカリの青色は苦手になりました。
★オイラの歌は沢山のお手本の影響を受けている。その殆どはラジオ放送によるもの。幼い頃は歌謡曲で、中学に入ってから英語の歌が急に好きになった。まずニール・セダカ、ポール・アンカ、ボビー・ダーリンあたりかな。小学生の頃エルビス・プレスリーの♪監獄ロック♪や♪ハートブレイクホテル♪を耳にしていたがプレスリーの歌の巧さを知ったのは高校に入ってからだった。キングストン・トリオの♪トム・ドゥリー♪は愛唱していた。中学3年でギターを弾き出し、これらの歌を自分のギターと歌で楽しんでいた。そしてピート・シーガー率いるザ・ウィ―バースの再結成の音源を聞き、素朴なフォーク・ミュージックに魅せられ同時に世界の様々な音楽を楽しんだ。ボサノバやビートルスも。フォーク・ミュージックで聞いたアルペジオ(分散和音)や3−フィンガー・ピッキングなどのフィンガー奏法をやるにはクラシック・ギターの技術が必要だと気付き取り組む。現在ではフィンガー奏法のみになったが、トムジェリに参加した頃はピックで音量を稼ぐため強いタッチで弾いていた。トムジェリに入ってからは忙しく音楽を聴く時間が著しく少なくなっちまったが、それまで素敵な歌や音楽から大きな影響をいただいたのはホントにありがたいのです。


 9(火)
目が見えにくくなって、ひとりの行動範囲が狭くなった。幸いミーが付き添ってくれるが、外食が少なくなった。何が何処に在るのかが判りにくいので困ります。血糖値が高いと判ってから外で口にするのは殆ど珈琲だけ。美味しい珈琲に出逢うと非常に嬉しくなります。好みに合う珈琲店は大切な場所です。
★カラオケの話をされますが、カラオケの経験は殆ど無しです。何故かって?カラオケで歌うより自分でギターを弾きながら歌うのが好きなんでしょうね。
★このところブログの更新をつづけ嬉しく思ってます。拡大した画面にし、ポインタの動きに目を凝らして疲れますが楽しくしております。想いを述べるって心身にもよい影響を感じてます。
キーボードの打ち間違いがあるか

と思いますが宜しくお願い申し上げます。

10(水)
鈴木修さんの訃報、ヒゲさんが知らせてくれた。寂しくなります。ギター演奏で番組制作のお手伝いをさせていただた経験が蘇る。とても素敵な時間でした。修さん、ありがとうございます。

寒い風の吹くなかムスカリを見つけた。うちのムスカリは青色、オイラの目にとって青色は苦手な色でじっくり探しても見えにくい。時間をかけて見つけた。思ったより丈が低い。枯れ葉色の中に列になって咲いていた。花のツブツブが愛らしい。


11(木)
朝起きたら白一色の雪景色。家の前で5pの積雪です。ご近所の梅の花にも雪がのっているんだろう。3・11大震災から8年一ヶ月、月日の経つのは速いですね。
★血糖値が高いと判って一ヶ月半、血液検査によると悪くはなっていないらしい。規則正しく一日三食、結構食べていたおやつのお菓子を完全にカットの結果が良い方向を示しているらしい。食事ではしっかり噛んで食べている。子供の頃から「よく噛んで」と云われる程の早食いでした。それが讃岐うどんと出逢って「うどんは噛むもんじゃないぜ」というので噛まずに飲み込む練習を真面目に取り組みましたね。やがて食べ物全般を余り噛まずに食べるのが普通になっちまったんだ。それが今回しっかり噛んで食べるようになり、噛むことがいかに疲れるのか解ったわけです。だから最近の食事を終えるときにご馳走さまではなく、お疲れさま・・・というのが実感になっているのです。


12(金)
ピーター、ポール アンド マリーはフォーク・ミュージックの復興を妨げた、と云う人もいるが、オイラはそう思わないです。
商業的なフォークブームの終焉を早めた感はあるが、それは彼らの音楽が完成に近づき、フォークミュージック の垣根を越えポピュラーミュージックの分野に進出した結果と考えています。
素朴なギター演奏から複雑な演奏スタイルへの移行は、ポピュラーのファンを増やしたが、フォークミュージックを減らす結果になったが、自然な流れを感じてます。
PPMは数多くの新進アーティストの発掘しました。ゴードン・ライトフットもその一人です。PPMのカバーも良かったが、オリジナルのゴードンは独特のニヒルな部分と優しさを表現していてオイラは好きなのです。聴いてみてください。ニール・ヤングと同じカナダのアーティストです。









13(土)
食事の内容を管理栄養士に診てもらった。医師が血液検査の値と体重、身長から一日の摂取カロりを決め、それに従った結果、もう少し接収カロリーを増やしてもイイと言われた。身長177p、体重70s、身長は1p縮まっていた。接収カロリーを言い渡される時に医師はオイラのふくらはぎを触っていた。筋肉量をチェックしていたみたいだ。その結果1800キロカロリー。栄養士のカロリー計算では1200キロカロリーで、もう少し食べて良いと言われた。
牛蒡やレンコンは糖分が多いので完全に控えていたががそれも解禁になった。オイラの生活習慣をかなり細かくチェックする内に病院の食事会で演奏したのがオイラだったと判り「あの時Let It Beを歌ったでしょう、憶えてますよ」と言う。
もう少し食べられるということは噛み疲れも増えるっていうことか、疲れるなあ、と隠れてため息した。

14(日)
3.11大震災によって自分の無力感を味わった。被害のひどい沿岸に飛んで行き片付けの手伝いさえできず悶々として時間ばかりが経っていった。町の役場に勤める方にn何かできないか?と相談した。当時彼は生涯学習の施設の運営をしていて、生涯学習の方々と沿岸で大きな被害に遭われた方々との交流を提案してくれた。学生さんのお宅に咲く花をお土産に、オイラハ音楽をさせていただいた。花巻のボランティア団体は仮説の避難住宅に暮らす方々を車で会場まで送迎をしてくれた。他にも沢山の方々が参加してくれた。オイラは音楽で交流。そんなことを想い出していると、裏の林で鶯のない声が聞こえてきた。鳴き始めた一ヶ月前はとても小さな声だったが、今日はシッカリ大きな声だ。大きな声に鳴った分、たどたどしさが目立って、応援したくなる。そうだな、オイラも頑張って病気を軽くして音楽をつづけていこう。鶯が頑張れーえ、と言ってくれる。頑張るよーぉ。

15(月)
随分あったかな朝。早池峰のテッペンは白くないらしい。此処からは見えないけど5月を過ぎても残る雪があるのだろう。★昨日の夕方、買い物に付き合って歩いたら、久しく会わなかったわんこがお散歩していると聞き、声をはやかけると懐かしい親しみの表情を見せてくれた。お母さんが帰ってくると嬉しい声をあげる、夜中には時々警備の声も。随分久しぶりなのに忘れずに甘えた声で挨拶してくれた。★ムスカリの咲いている処をチェックしたので青色に声をかける。傍に水仙たちが蕾を膨らませている。ご近所の桜の蕾も膨らんでいるって。小鳥たちも大きな声で春じゃ!と歌っている。うるいもソロソロ顔を見せる時期か?

17(水)
この季節、新人が頑張っている。カラスの発声練習もそう。ハッキリしたカーカーから始まり母音だけを発声。アーアー。その後で喉の振動を加えた音。これは文字では表現しにくい。この発声練習を懸命に繰り返す新人カラスの姿は見えないが声はオイラを感動させるのです。
モノマネが得意だと云われるが、その才能は真摯な練習のタマモノなのかもしれない。

18(木)
カラスとの変わった付き合いが始まったのは、東京から一緒に来たじょにこが元気だった頃。カラスの集団は音の高低で意思を伝え合っている、と聞いて実験してみたのだ。じょにことの散歩の途中、稲を刈り終えた田んぼに集まるカラス達に集合の合図を試みた、ある音の高さを声に出した。すると広範囲に居たカラスたちが少しづつ近づいてきた。面白くなり更に音をかけた。従順に近づいて来るカラス。ホントに合図に従っている。そこで気が付いた解散の合図を表す音の高さを知らないのだ。大勢のカラスは次の合図を待っている。困ったオイラはやあみんな元気でなによりだ、また会おうぜと親愛の情を込めて言った。カラスたちは音の高さによる合図を集合したまま、待っている。お散歩してくるから、また会おうと繰り返し彼らから離れた。テレビ番組でカラスの習性を紹介していたのを実験するなど無謀だった。これじゃ唯の慌てん坊将軍じゃねえかぁ、と大いに悔い改めた。その後何羽のカラスがオイラに興味を持ち、その内の何羽と仲良くなった。
★水仙が咲きだし、ムスカリの花は丈を伸ばしている。数日前にニュースで、水芭蕉も咲いたと云ってた。冬の格好で運動すると暑く感じるようになった。


18(木)
カラスとの変わった付き合いが始まったのは、東京から一緒に来たじょにこが元気だった頃。カラスの集団は音の高低で意思を伝え合っている、と聞いて実験してみたのだ。じょにことの散歩の途中、稲を刈り終えた田んぼに集まるカラス達に集合の合図を試みた、ある音の高さを声に出した。すると広範囲に居たカラスたちが少しづつ近づいてきた。面白くなり更に音をかけた。従順に近づいて来るカラス。ホントに合図に従っている。そこで気が付いた解散の合図を表す音の高さを知らないのだ。大勢のカラスは次の合図を待っている。困ったオイラはやあみんな元気でなによりだ、また会おうぜと親愛の情を込めて言った。カラスたちは音の高さによる合図を集合したまま、待っている。お散歩してくるから、また会おうと繰り返し彼らから離れた。テレビ番組でカラスの習性を紹介していたのを実験するなど無謀だった。これじゃ唯の慌てん坊将軍じゃねえかぁ、と大いに悔い改めた。その後何羽のカラスがオイラに興味を持ち、その内の何羽と仲良くなった。
★水仙が咲きだし、ムスカリの花は丈を伸ばしている。数日前にニュースで、水芭蕉も咲いたと云ってた。冬の格好で運動すると暑く感じるようになった。

19(金)
ご近所の桜がいきなり満開だって。
★午後軽い運動をしに外に出る。風が冷たくなっている。ムスカリの青色が見えるのは更に花丈が延びたせいだろう。オイラが引退してからミーの面倒がイイようだ。ムスカリや水仙の株分けで花の数がグッと増えている。
ウルイはまだ顔を出していない。大いに待ち遠しい。山アジサイの花もまだだ。小さかった株も随分大きくなった。

20(土)
満開の桜の花を見ていると、高校時代の仲間を思い出す。集まってよく飲んだ仲間だ。今でも時折「今集まって飲んでいるよ、みんなお前と話したいと云うんで代わるよ」と交代で話てくる。途端に当時の仲間の顔が蘇り、此方もその頃に戻る。現役の東大入学者がゼロという記録をつくった我々の結束は固い。よく集まっては飲みまくっていた。それぞれ仕事が一段落し、またもや飲み会が復活したようだ。「その内見舞いに行くからさ、それまで元気でいろ!」と云い長い電話は終る。ああみんな元気そうで、良かったと受話器を置く時は、オイラも飲んだようになっている。「俺は酒もタバコも止めてないぞ」と云うヤツ。「女房、子供に先立たれ、ひとりだよ」と云うヤツ。それぞれの思いが、じわっと届いてくる。

21(日)
早池峰に白色が見える。もう雪は無くなったと聞いていたが、白い色がぼんやり見える。見えているように見えるだけか?早池峰ではなく雲の色だろうか?
こちらに移住した頃アチコチをドライブしていて見つけた白い山が早池峰山だとネイティブの方に教えて貰った。山歩きが好きな、その方と親しくなり、家の前からも見えるよ、と言われ、以来外に出る度に早池峰を見ていた。四方を小高い山に囲まれている東和町、北東の山の向こうに、少しだけ見える早池峰の姿は何時見てもイイ。車に乗っている間、年に数度早池峰方向へドライブをかさね、行く度に、早池峰に魅せられていた。何と云ったらイイのか、懐かしいとも感じ、神々しさに包まれている不思議な感覚を味わっていた。その感覚は東京で感じたことがなかった。
22(月)
日曜参観授業の代休で遊びにきている孫に聞いてみた。早池峰に白い色が在るか?と。うんあるよ、まだ雪があったんだあ、と応える。キジが鳴く。ビンゴ!オイラにも見えたのは白い雪だったんだ。その通りとキジがあたりの空気を震わせる。
雲か雪か判らぬが白い色は在ったんだ。他のものには判らぬよろこびがオイラのこころに広がる。
岩手に移住してイロンナものに驚きを感じていたわんこ。朝夕歩くお散歩コースで感じる生命の存在を示す匂いの数々。クンクンと息を吸い込み嗅ぎ取るよろこび。東京時代は雨に濡れるのを厭がってのに、こちらに来てからは、寝る前にご近所を歩いていたわんこ。目をキラキラさせて雪だらけになって帰ってきた。素敵なものに沢山逢ってきたんだね。

24(水)
フェンスにつかまり回数を数えながら軽い運動。ムスカリの青色、水仙の黄色、タンポポの黄色も増えている。カウントしながら体操を繰り返す。軽い運動だが、盛岡駅の階段を昇り降りスピードがッ増したようだ。そうなんです、盛岡駅のエスカレータは止め階段を使っています。始めはテスリを握っていたが最近では軽く触れるだけ。
石割桜の周囲に集まる人が多い、と教えられた。桜の花がぼんやりと映るだけなので、満開の美しさは感じられない。
人のいないご近所の桜を見上げる。一つの枝に咲く花を見、隣の花を見る。これを繰り返し、満開を実感。野球場のある公園のバイパス沿いの桜は満開だって。




25(木)
昨夜汗をかいて目が覚め、寝具を調整。雨音が聞こえ気温も高かったようだ。この季節は気温の高低が激しい。
★タマネギの隣に土筆ん坊を見つけた。辺りを探したが、その一本だけだった。庭のムスカリの傍に数本発見。この時期、岩手では一斉に花が咲く。時期をずらして咲けばイイのに勿体無い、と思う。梅が咲きはじめるのが合図の様に様々な花が競って咲き乱れる。
山の色の変化が素晴らしい。今のオイラの目では見分けられないが、日に日に山の色が映りゆく様は言葉では云い難い美しさで、何回もカメラに収めようとしたが果たせなかった。でもオイラのこころにハッキリと記憶されてます。
まだ、あの光景を知らない方、是非とも見る機会がありますよう、祈ってます。

27(土)

♪Christopher Robin and I walked along Under branches lit up by the moon♪、と口ずさみ、何故想い浮かべたのだろう、とボーっと考える。

クリストファー・ロビンと私は、とうしたらプ―さんの鼻が蜂蜜の壺から抜けるかを賢いひとたちに教えてもらおうと、月の光に照らされ並木道を歩いていた
その答えはなかなか見つからず 遠くまで来てしまった
さあ 困った、遠くまで歩いたので 帰り道が判らない
戻って しなければならない仕事が沢山あるのに・・・

少なくとも20年近く歌わなかったうたを、何をきっかけに想い出したのだろう。ケニー・ロギンスの作品、♪プ―横丁の家♪、こんな時、思い出した歌詞辺りから歌い出す。思い出せない部分があっても歌い続け、興味が失せなければギターに助けて貰う。昔歌っていた調でイントロから。ギターのオカゲで殆どの歌詞を思い出す。
ギターのフレーズが出てくると、忘れていた部分が蘇る。不思議なもんだ、ギターの絃を押さえる左指、音を奏でる右指。その動きがギターの音と共に何か力になって懐かしい音楽が構築される。不思議だなあ。

28(日)
雨が雪になった寒い日が続き、今日は幾らかあったかくなったようだ。・・・ようだ、というのは風邪をひいて少し寒気がするのです。二日休んだ体操を外に出てやってみる。
早池峰に白色が見え、ホッとした気分。カラスや小鳥が鳴いている。山鳩も低く鳴いている。田んぼの向こうの武道場から揃った気合いが届く。しばらくベンチでボーっとする。
早池峰の方向に目が向く。県外から戻った方々の内何人かは早池峰の独特の雰囲気を求めるだろうなあ。

29(日)
小雪がチラチラしていた。東京を離れ引っ越しの荷を運びこむ前に空を見上げ「此処に住んでいいか?」と土地の神様に声をかけた。神様に向かい「住んでいいか?」とは不遜と思ったが、云い変えず四方に向かってお願いした。東京から運んできた荷は身の周りのものだけなので直ぐに済み一息入れていると、じょにこが外にいる。「じょにこ おいで!」と声をかけたら、玄関にいるじょにこを発見。?あれは誰だ?と外に居るわんこを見る。じょにこそっくりのわんこなのだ。よく似たわんこに「東京から来たんだ、宜しく頼むよ」と挨拶。
その後何回かお散歩の時にどこからともなく現れるわんこに遭遇、その度にソックリだなあ、とじょにこと話す。つい最近、そのわんこは知り合いの家のわんこと判った。オレ達の引っ越しを見守ってくれた此処の土地のわんこ。ナントもうれしい出逢いだった。