2(火)
午前中に野菜の苗を見にでかける。遠くにまだ雪をかぶった奥羽山脈や岩手山に感動。例年育てる野菜とブルーベリーの苗を買う。畑の土起こしも4日目、大きな塊も砕き畑らしくなった。これから東和産の里芋の苗が出てくるのを待つが、水路側に一段低い畝を作る。☆去年の秋に植え替えた『うるい』が食べ頃のようだ。静かな緑色がうつくしく、根元の白が美味しそうだ。今日、早池峰の姿は見えなかったが雪も大分とけたのだろうなあ。★音源編集の合間に畑の作業はマコトに丁度よい。体力も落ちたので少しづつやっていこう。ウグイス君は林の奥で歌っている。
5(金)
毎日土を掘り返して身体中が筋肉痛でござる。『つちざわアートクラフト・フェア』に出店されているクマゴローさんは筋肉痛したことがないと仰る。ええ〜ホントに〜とビックリした。鉄人28号かい!いつもながら話に夢中でアッと云う間に時間が過ぎる。昼過ぎに家に帰り、マタマタ土を返す。今日は雪が解け始めた早池峰が見える。植え替えた長ネギの寝転んだのが起き上がっている。元気そうだ。★すると裏の林でパチッパチッという音がしている。ナンだろうか?焚火で何かが弾けているんだろうか?結構長い時間土を掘り返していたが、その音はつづいている。パチッパチッつづいて離れた処に何かが落ちる音。夕方までその音はつづいていた。ご近所の先輩にあの『弾ける音』はなんでしょう?と尋ねると、すっかり耳が遠くなって聞こえないと仰る、しかしフジの種子は飛ぶよと教えてくれた。ナルホドフジの種子か、納得じゃあ。買っておいた野菜の苗を植える。まだまだパチッパチッという音はつづく。今の種子はかなり遠くまで飛んで落ちた音もしっかり聞こえた。まさに『旅立ち飛行』だ。
7(日)
家の中はちょいと寒いように感じたが外に出るとさわやかな陽射しが快い。昨日の雨で潤った野菜の苗たちが気持ち良さそうにしている。目覚めたカエルたちも嬉しそうに合唱していた。去年の秋に植えたタマネギ、ニンニクもすくすく育っているようだ。初めてのセロリ、大きくなるのか、楽しみだ。土澤産の里芋の苗の販売が待ち遠しい。去年の秋に植え替えたはずの『うるい』がひと株残っていて芽をだした。花壇に移った親株と離ればなれになってさみしくなかっただろうか?ここはミョーガの勢いが強いので秋になったら仲間の近くへ移るかい?秋までここで我慢しておくれ。
13(金)
今日は肌寒く、おまけに雨降りだ。ご近所の田んぼに水が入り始めてる。カエルたちは喜んでいるのだろうが、合唱するには寒過ぎるようだ。岩手の花々も次々と咲いている。昨日公園の垣の『どうだんつつじ』が静かに咲いていた。いつ見ても『ホントにつつじの仲間かい?』と思ってしまうが、愛らしい花だ。数日前にスズランの花の香り逢えだ。これも白い釣鐘のような形だ。そうそう田んぼの畦に忘れ名草が咲いていた。花盛りだったタンポポは綿毛を飛ばそうとしている。待っていた東和町産の里芋の苗が出てきたので買った。今年は深く耕して植えつけよう。里芋の畝は水路側に決めてある。林の中で雨に濡れながらウグイスの歌唱トレーニングは今日も気合いが入っている。
14(日)
茗荷が勢力をのばし『うるい』が植わっている処に進出していたので、去年の秋に『うるい』を花壇へ移動したのだが、今日見るとその『うるい』の周りに、ナ・ナント茗荷の芽が出ておるではないか。茗荷から逃れたつもりでいたが、嬉しそうに『うるい』の傍に芽を出している。茗荷が元気になったのは早池峰の里から『うるい』が来てからだ。元々茗荷もいただいたもので、。美味しく頂戴しているが、毎年増えている。このままだと花壇が茗荷だらけになる。どうしたらよかろうか?思案にくれている。広い処に居る茗荷。花壇に移して増やそうと目論んだ『うるい』を慕って、くっついてきた茗荷。ああどうしよう。
15(月)
今日も雨、陽射しがないのでちょっと寒々しているが、裏の林でウグイスの歌声が聞こえる。昨夜はフクロウの声が聞こえた。ウグイスの歌声に小鳥もさえずっている。そんな音の中で音源の編集。この一年つづけている不必要な音域をカット。全般に必要以上の音をかさねていたのだ。15曲つづけたファイルなので毎日上書きしないとメモリーが満杯になり、動作が遅くなる。トムジェリの演奏楽曲を編集する時は彼らの一人ひとりの奏でる音が「ミゾ、頑張れよ」と声をかけてくれるようだ。ありがたい。閉めた窓の向こうで歌うウグイスも編集中の音に馴れてきたようでうれしい。一時はかなり激しく降っていたが、午後になって明るい陽射し。裏の林も晴れやかな表情だ。
17(水)
縄文人はすでに食べていた里芋。深く掘り土をもどして里芋の苗を植えつけた。去年育てた里芋が非常に美味しかったので気合いが入る。一昨年ジャガイモの畝だったので、残留していたイモが二つ芽を出していたので、今年のジャガイモの畝に移した。育ってほしいものだ。☆二十日前に植えつけた茄子、ピーマン、セロリ、しっかり定着したので肥料をほどこす。ミニトマトはまだ肥料なし。水遣りも控えている。長袖を脱いで半袖Tシャツでの作業。陽射しがあり気温も高い。ご近所の田んぼでは田植えの重機のエンジンが動いている。水を張った田んぼの風景はイイ。☆火照った身体で音源編集に戻る。風邪をひかぬように長袖を羽織る。窓をちょいと開け風を入れ音を聴く。林の中からウグイスが出てきて歌声を聞かせてくれる。窓からもれるオイラの声がウグイスの縄張りを荒らすものでないらしいと感じてくれ、落ちついた様子で歌っている。
18(木)
取り除いた筈の超高域をシッカリ削り取ったら、低域から中低域がのびやかな雰囲気になった。超高域が邪魔をしていたのだ。☆どんどん勢力を拡大している茗荷。増え過ぎて困っているので、と知り合いから頂戴し庭の片隅に植えた。はじめはおとなしかったのに『うるい』が来てから物凄い勢いになり、去年は『うるい』を通り越してしまった。秋に『うるい』を取り起こし花壇に移したら、その『うるい』の周囲から茗荷の芽が沢山出てきた。このままでは花壇が茗荷だらけになりそうなので、抜くことにした。地下茎がからみ合って『うるい』にしがみついている。やっとこさっとこ抜いて元の生息地に戻す。『うるい』は食感と同じように静かな表情だが、茗荷をひきつける魅力を持っているんだなあ。
21(日)
この辺りではカッコーが鳴かなくなったと地元の方々から聞いている。オイラもウォーキングで毘沙門様まで行った時に辺りに響くカッコーの鳴き声を聞いただけ。キラキラ光る猿ヶ石川の水面、谷に響き渡る明るい声が印象的だった。遅い霜の危険もなくなる時期で「農作業を始めて!」という合図に聞こえるようだ。昨日、西の方で久しぶりに高らかに歌うカッコーの声を聞き嬉しくなった。☆スズランの苗を植える。ほのかな香りがイイ。オクラの苗を探したが見当たらないので種子を買い、一昼夜水に浸し畑に播く。去年の発芽率を思い出し全部播く。☆音源編集では『異邦人』、ベルの響きを留意しオーケストラの調整。食いしん坊はオクラの発芽に期待を寄せる。小鳥達のさえずりが「今日も暑くなるね」と云ってるようだ。
22(月)
一輪草という白い花が咲いた。去年の秋に花壇に植え、ちっちゃな蕾ができて、いよいよ咲いた。米粒位の蕾だったが花は2pと意外に大きい。始めまして、よく咲いてくれたねえと声をかける。随分前に山歩きの好きな友人がカフェほうほうに来て珈琲を飲みながら「二輪草を撮ってきたよ。春だねえ」と嬉しそうな顔でデジタルカメラのディスプレーを見せてくれた。当時高松観音の山で実際に見たが、それによく似ている一輪草。山歩きが好きでカナダでロッキー山脈を歩いてきたよ、とても素晴らしかったと話してくれメイプルシロップを土産にくれた。その直後に亡くなった彼。病のことにはふれずニコニコしていた彼。二輪草という言葉を聞く度に彼の笑顔がこころをあったかくしてくれるのです。
24(水)
朝から雨の予報だが降らないので野菜の苗の周囲に牛糞を播く。肥料分は少ないが繊維が多いので土が良くなるんだと。鶏糞は匂いがきつく、作業後すぐにシャワーが必要だが、牛糞は殆ど匂わず楽な作業だ。庭のニンニク、タマネギの畝の周囲が今年のジャガイモの育つ場所。芽をかいて牛糞を播いて土寄せ。花壇に移動したうるいの周囲の土にも。植え替えた効果かとても元気よくしている。このうるいを頂戴した方が教えてくれた「山で育っていたうるいだから」自然の美味しさが濃厚だ。茗荷も憧れる存在なんだなあ。夕方になっても期待した雨は降らない。
27(土)
東和を囲む山々の向こうに早池峰山が顔を出している。もう雪の白さはないようだ。今年植えつけた里芋、茶色の芽から葉が出ようとしている。葉が出る気温は随分高いようだ。去年は既に葉が出ている苗だった。今年は大分早く買ったようだ。去年の里芋の美味しさが植える畝を耕し、植える処は特に深く土をやわらかくした。その効果を期待する。☆早めに草取りし耕した畑に野菜の苗を植えたので、それぞれの野菜の成長が待ち遠しい。今年初めて植えたセロリはまさに注目株だ。他の野菜より肥料や水分を欲しがるようだ。どんな風に育つのか楽しみだ。
29(月)
暫く陽射しがなく薄ら寒かったが、今日は外の作業は汗ばむ。花壇の野バラの陰に植え替えた『うるい』が元気だ。以前は日当りが良過ぎたようだ。追いかけてきた茗荷の地下茎を掘り起こしたのでノビノビとしている。☆音源編集をして一区切りつくと上書き保存。連続ファイルなので時間がかかる。この間、外に出て作業。数日前に種子を播いたオクラが発芽したようだ。去年は一袋播いて発芽したのは一つ。その一本のオクラが大きく育ち毎日美味しく頂戴したので楽しみだ。二つの苗を植えたセロリは葉が色濃くなって元気そうだ。どの位丈が伸びるのだろうか?唯、日当りが良過ぎるかもしれない。売っているように茎を白く軟化させるか、自然に育てるか迷うところだ。