食いしん坊が想う

厄介な眼病の発覚に伴ない『長年憧れていた岩手県花巻市東和町で新生活を！』と生まれ故郷である東京を離れる際に『さて、何をやって暮らしをたてていこうか？』『何ができるのだろう？』と首をひねったあげく『カフェほうほう』という拠点を選びました。
ほうほう・みえこが前年に調理師免許を取得していたのも影響しています。

営業の能力は二人とも皆無に等しい、と思っているのは１１年経った今も同じですが・・・。
飲食店の運営を手探りで始め、何とか続けていられるのは、有難いお客様方や食材との出逢いと『食いしん坊集団』の家族という環境だったと思うのです。
調理するものは家族で楽しんできた料理を原点にしたオリジナル料理を地元の美味しい食材で、
淹れる珈琲も紅茶も東京時代から親しんでいるものをこちらのの水で淹れています。
これらが実に美味しく、驚いているのです！

町内の農家さんから分けていただいているお米も、毎朝産直で選ぶ野菜も安全で美味しく、これらの素材の良さを損なわぬように調理しています。

安全であらねばならぬ食環境を脅かす報道が後を絶たぬ昨今なので、特に有難く思っています。

この様に、この地の風土にに育まれたものを享受できる歓びを生活に反映していく岩手カントリーライフスタイル、田舎の暮らしに出会えた幸運に感謝しながら、今日も “カフェほうほう”している のです。

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