M.3 空も 光も 風も

出遭えた歓びをうたえるって、幸せだと思う。

これもTVトーク番組『素晴らしき仲間達』のテーマ音楽を担当した数年後番組スポンサーのホンダ技研工業さんから『バイクライダーのための楽曲を二曲音源制作まで』という依頼で『サンシャイン・・・』と共に書いた。
鈴鹿サーキットでの八時間耐久レース後、全国のHONDAライダーを集めミーティング、そのテーマソングという話でした。

小学校に上がる前に、父親の自転車に初めて乗った時(勿論、三角乗りだぁ)、ノーブレーキで電信柱に激突したが、短い走行の何とも言いようのない感覚を身体中で感じた。
バイクも、新しい世界への入り口になった不思議な乗り物でした。それまで知らなかった世界が広がって、夢中になりました。チョイ乗りは勿論便利だし、何かにニツマッタリすると、バイクが案内してくれる世界へ移動したものでした。
四輪以上に、乗る者の性格がよく表れる乗り物かも知れないですね?
新米ライダーの経験が『ライダー達の年一度のミーティングでの出遭い』を創作しました。
この後XL250R,セロー225と乗り継ぎ、キックバックを貰ってアキネス腱を半分切ったり、左小指を骨折しましたが、三十歳代の十年間楽しく乗っていました。

岩手の風景の中を風と一緒に走りたかったが、目の病気の発覚で無理となってしまったが、ライダー時代の素敵で貴重な経験は忘れはしないだろう。

M.1は故ジミー時田氏が歌い、M.3は私が歌う、という状況で創り、レコーディング。

本当に長い間、歌われなかった曲でしたが、岩手で暮らすようになって、突然歌いだした。
作った当時とは異なる感性で表現している自分を感じ、楽しくなります。
それが時田氏が亡くなった年の盛岡・中津川べりフォークジャンボリーのエンディングでM.3の「♪ 君に会えて よかった」と歌ったのがキッカケとなり、歌うようになった。年齢を重ねても人とのめぐり合いがある限り、歌っているでしょうね。

 君に会えて よかった
 君に会えて よかった
 君に会えて 君に会えて
 君に会えて よかった

沢山の人に出逢え、何ができたのだろう?
自分こそ、地球上の最大のゴミ・・・などと思ったり、大事な人を大事だ、と思えるって素敵だ・・・などと思ったりして。

岩手に来て逢えた人たちや自然は、東京時代に逢え全ての人にも感謝することを教えてくれた。
会えてよかった。出逢えたことに、有難う。


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