2016年 9月

 1(木)
台風が通り過ぎた昨日、岩手や北海道の被害の映像に接し、謹んでお見舞い申し上げます。私たちは無事で元気にしております。この辺りは台風の穏やかな部分が通過し、大きな被害はないようですが、昨日、今日と非常に暑く感じています。周囲の田んぼの稲は重そうな穂を垂らしています。台風上陸の前日から鉄道も運休したり、初めての東北地方への上陸に備えていました。☆今日近所を歩き、枝で色付いているヤマモモの実を見つけ、お互いに無事で逢えたよろこびを感じ合いました。


 5(月)
全国ニュースで岩泉の状況が報じられ、見舞いの便りをあちこちからいだだいています。此処は大丈夫ですが田瀬ダムでは流木が湖面を覆っている映像をTVで見て自然の猛威を改めて感じてます。★昔神奈川のTVKという局で一年間番組の仕事をしていて、ある日収録後にプロデューサーに誘われて中華街で食事をご馳走になった。その時初めて青唐辛子に出逢ったのです。その美味しい辛さを思い出し、もしかして今が旬か?と産直に出向く。在りましたね。早速五本を焼き醤油をかけて味見。ひぇ〜辛い!物凄く辛いが香りがイイ。一本半をやっと食べた。口から火を吹くのではないかという辛さ、でも旨い。元々唐辛子の辛さは得意ではなかったが、岩手で暮らすようになって少しづつ唐辛子に馴染み、いよいよ焼き青唐辛子に辿りついた。


16(金)
随分涼しくなった。草取りしても大汗をかかなくなった。シャガレカラスが、何かの物真似のような感じで鳴いている。どうかしたのか?喉に何か詰まっちまった様じゃないか、と耳を澄ます。なにやら真剣な様子で鳴いている。立ちあがって、それは物真似なのか?と問いかける。者真似するカラスっていうのは結構いるらしいが、ここいらでは初めて聞く。何の物真似かは判らないが本人の入れ込み具合は相当で『似てるでしょ』と得意満々の様子。可愛いもんだ。誰の真似をしているのか判らないが、いつもの声と違う声で鳴いている。そんなカラスの声を聞きながら歩くと、更に重さを増した稲の穂が垂れている。


19(月)
いよいよ稲刈りが始まるようだ。田んぼに機械が入りやすいように田の隅の稲を手で刈っている。最近トンボの姿を余り見ないと誰かが云っていたが、オイラの目にも赤トンボが何かに止まっているのが見える。時々黒っぽいトンボも飛んでいる。オハグロトンボかな。☆青唐辛子のあとは梨や葡萄、林檎、桃を味わっている。青唐辛子は五本を焼いて一週間で食べた。毎回『ひぇ〜』と辛さと香りを味わい、一休み。残りの青唐辛子は佃煮にし少しづつ楽しむことにした。


22(木)
ここ数日急に寒いくらいだ。昨日なんか最低気温が10℃だった。秋めいたのを通り越して『このまま冬になるのかい?』って感じ。寒さ暑さも彼岸までとはよくいったもんだ。☆先日つくった青唐辛子の佃煮がとっても美味しい。辛さの奥に旨さがある。自分では沢山つくったつもりだったが、足りないように感じていた。産直に行くとまだ青唐辛子が並んでいたので更に佃煮をつくることにした。一本づつキッチンハサミで小口に切ると独特の香りが広がる。☆何時の間にか蝉の声がしていない。代わりに小鳥がチュンチュン窓辺で鳴いている。親しい仏様を近くに感じるようになった岩手生活、静かな秋が広がっている。青唐辛子の好きなご先祖様を感じながら小口切りをつづける。


29(木)
編集中の音源。オイラの編集ソフトには周波数の分布の偏りを顕著に表すエフェクタがないので、耳で確認するしかない。必要以上にほどこしたEQ(イコライザ)部分を削り取り、大分自然に聞こえうようになったが、まだ何処かに不要な音域が潜んでいるようだ。高音域で歪んでいる原因が低域にあったり、各楽器の中音域が集まると不自然な響きになってしまったり、マッコトEQは奥深い。午前中はずっと雨。夕方になって気持ちよい空気になりウォーキングし始めると何処からか花の香りが届いてくる。『そんなに急いで何処行くの』程度の早足をまじえて帰ってくると花の香りの判明、ご近所さんのキンモクセイだ。薄い夕暮れに明るく咲いている。仲良しのワンコも声をかけてくれている。うっとりと花の香りを楽しんでいるとお家の方が出て来て枝を切ってくれた。☆肌寒い日だったのに、こころがあったかかったのは昨日、岩手にお出かけいただいた天皇皇后両陛下のお元気そうなお姿を拝見しおかげかなと思っていたが、大好きな香りの花を頂戴し、よろこびを覚えながら音源に編集をくわえている。


30(金)
とある現象をもたらすのは意外なところからの反映だったりする、などを音源づくりから学んでいる。蝉の声が懐かしく思ってしまう季節になってしまった。裏の林からモズの声のような声が届いてくる。もうモズが鳴く時期なのだろうか?若い頃にレコーディングした楽曲にモズの鳴き声が入っていたので、チョイと気になる。林に来たばかりかい?夏の間もここに居たんだろうか、秋っぽくなって何処からか移動してきたのか?チチチと鳴く声は時々編集中の音源に反応する時がある。その季節の鳥は音源の音が縄張りに入り込んだモノと思って、近くまでやって来て自分の縄張りだぜ、と主張するようだ。『大丈夫だよ、オイラがつくった音楽を聴いてるだけだからな』と音量を絞ることがよくある。窓辺近くまで確認に来る鳥もいるんだよ。そんな時はボリュームを更に絞って『ほら縄張り荒らしは居ないだろ』と声をかける。小首をかしげる様子を見せ離れてゆく。昨日頂戴したキンモクセイの甘い香りが玄関から届いてくる。